第7章 野菜: まえがき

第7章 野菜  VEGETABLES



ఔ まえがき ఔ




 装飾的菜園の基本的な計画は、野菜や果物を季節を通じて自給し、なおかつ庭の視覚的な魅力を高めることです。これは難題です。

 もちろん、敷地の大きさに関係なく自給ができるというのは誤りです。猫の額ほどの菜園から一年を通して持続的に生産するのは不可能です。しかし、この本に書かれている方法を用いれば、単位面積当たりでもっともたくさんの収穫を得ることができるでしょう。

 まず最初に決めなくてはいけないことは、野菜とそのほかのオーナメンタルな植物との割合です。野菜類の必要な量とどれくらい花で庭を飾りたいかによって変わってきます。家族が多い時には野菜を増やしたいでしょうし、独身ならそんなにたくさんは要らないでしょう。

 たくさん野菜をつくりたくても、オーナメンタルな植物を減らしすぎないようにしてください。いろんな植物を混植することで害虫を減らしてくれる天敵を惹きつけてくれる自然のつながりができるからです。あまり草花の趣味がなくても、桜の花が少し咲くだけでも気分を高揚してくれるでしょう。